塩ビ板やアクリル板の切断面をキレイにするヤスリ
おいらがアクアリウム関連の自作(DIY)に使っている
工具類を紹介するコーナーです。
この「水槽関連の自作工具」というカテゴリーを作った経緯については、
下記の記事をご参照下さい!!
⇒ 水槽関連の自作工具をご紹介することにしました!!
これまでご紹介した工具類は、以下のとおりです。
⇒ 充電式電動ドリルドライバー
⇒ 電気ドリル(日立工機 FD10VA2 無段変速モデル)
⇒ ヒートガン(パワーソニックヒートガンセットHG-10S)
⇒ 塩ビ溶接用ヒートガン(SURE プラジェット溶接専用機 PJ-203A1)
⇒ 卓上丸ノコ盤(プロクソン・サーキュラーソウテーブル)
スポンサーリンク
さて、今回は、・・・
おいらが、塩ビ板やアクリル板をカットした後、
切断面(切り口)をキレイにするために使っている・・・
「ヤスリ(直角コーナーヤスリ)」をご紹介いたします。
(補足)
一般的に、・・・
塩ビ板やアクリル板でろ過槽のような箱を組み立てる場合、
接着を強固かつキレイに行うために・・・・
(1)切断(カット)
(2)切り口(切断面)の処理(カンナ仕上げやプレーナー仕上げなどと言います。)
(3)接着面の埃や油分の拭き取り
(3)接着
という手順で作業を行います。
どの作業も手を抜くことができない作業ですが・・・
特に(2)の作業は、接着面に接着剤をまんべんなく流すための大切な作業です。
(2)の「切り口(切断面)の処理」で使う工具には「手押しカンナ」等がよく使われ、「カンナ仕上げ」などと言われます。
おいらも、普段は、「手押しカンナ」や「テーブルルーター」で切り口(切断面)の処理を行いますが、音がうるさいので夜間作業には向きません。
なので・・・
夜間、切り口(切断面)の処理をしなければならない場合に、「ヤスリ(直角コーナーヤスリ)」を利用しています。
あと、「手押しカンナ」や「テーブルルーター」を使用した後、さらに切断面を磨き上げる必要がある場合にも使っています!!
いきなりの補足記事で、しかも長々と書いてしまいました!
話を戻して・・・・
アクア関連の自作で、塩ビ板やアクリル板をカットすれば・・・
そのあとで、「接着する」というケースが大半です!!
そのとき、「切断面(切り口)」が、・・・・
「ノコギリの刃の跡が残ったまま」の状態であったり・・・
「デコボコ」の状態であったり・・・
きっちりと「直角」になっていないと
接着剤が効かなかったり、キレイに組み立てられなかったりします。
まあ、「接着」しない場合でも、
切断面(切り口)をキレイに整えていないと、
ケガをすることがありますありますので・・・
きっちり処理しておくことが大切です!
でも、・・・・
厚さ数ミリの塩ビ板やアクリル板の「切断面(切り口)」を、
ヤスリで整えようとしたら・・・
下の図で「X」で示したように傾いてしまうことが多く・・・
「〇」で示したようにすることは至難の業です。
スポンサーリンク
では、どうすればいいのかといえば・・・・
下の図のように、塩ビ板やアクリル板がヤスリに対して・・・
垂直を保てるようにしてあげればいいわけです!!
でも、残念ながら・・・
市販品では、なかなか使いやすい物がありません!
ホームセンターに行けば・・・
下の写真のような木工用の「ハンドサンダー」は売っていますが・・・
これらの多くが、・・・
マジックテープでヤスリを貼り付けるようになっていて・・・
マジックテープの部分がフワフワしたマットのような状態なので・・・
薄い塩ビ板やアクリル板を当てると、沈み込んでしまいます。
この状態では、「切断面(切り口)」をまっすぐに整えることは出来ません。
なので、こんなものを作りました。
アルミ製の「直角コーナーヤスリ」です!!
アルミアングルで使っているので、精度も高く・・・・
塩ビ板やアクリル板用の「直角コーナーヤスリ」としては、
最高レベルだと思います!!
実は、コレ・・・・
5~6年前にヤフーの知恵袋(だったと思います)で・・・
こんな方法があることを見つけ、自作したものです。
それから・・・
「直角コーナーヤスリ」というのは、
おいらが勝手に付けた呼び名です!!
自作の方法は・・・・
もちろん、これからご説明いたします。
先日、おいらの友達用のものを作ったときの写真がありますので・・・
では、早速・・・
まず、これを使って作ります。
厚さ「2ミリ」・幅「40ミリ」の「アルミアングル」です。
おいら、この「アルミアングル」の本来の使用目的を未だに知りません。
これを、市販のサンドペーパー(耐水ペーパー)のサイズと同じ
「28センチ」の長さにカットします。
カットするときに使ったのは「金切のこ」です。
こんな感じで、刃をセットします。
刃を替えるといろんなモノが切れます。
こんな感じで、カットしました。
意外とあっさり切れました!!
このままでは、切り口がとがって危ないし・・・・
何より、塩ビ板やアクリル板を傷つける恐れがあるので、
しっかり、ヤスリで「面取り」します!!
「面取り」が完了したら・・・
これに、両面テープを貼ります。
両面テープは、こんな感じで貼ります。
次は、・・・
サンドペーパー(耐水ペーパー)を両面テープの幅にカットし・・・
アルミアングルに貼り付けます。
こんな感じで・・・
これで、「直角コーナーヤスリ」は完成です!!
数字入りのシールを貼っていますが、
これは、ヤスリの番手(ヤスリの粗さを表す番号)です。
数字が大きい方が、目の細かいヤスリです!
ちなみに・・・
おいらは、はじめは、「150番」か「180番」を使い
そのあと・・・
「240番」→「400番」→「800番」→「1200番」
と、徐々に目の細かいヤスリに変えて仕上げています。
「L字」なので、コンパクトにまとめることが出来ます!!
気になる使い方ですが・・・
「直角コーナーヤスリ」は、こんな感じで使います。
写真の塩ビ板は、ヤスリを当てている部分が明らかに「斜め」になっていますが・・・
これは、おいらの友達が・・・
「直角にカットできなかった!なんとかしてくれ~」と言って・・・
おいらのところに持ち込んできたものです!!
おいらが、いつもこんな感じで塩ビ板を「斜め」にカットしていると思われたら嫌なので・・・
あえて、書かせてもらいました!!
板をスライドさせ・・・
ときどき板の裏表をひっくり返しながら、仕上げていきます。
そうそう、塩ビ板やアクリル板をスリスリすると、
細かな「スリ傷」が入ることがありますので、
「スリ傷」をつけたくない部分には、
板に「マスキングテープ」などを貼っておけば安心です。
以上、おいらが塩ビ板やアクリル板のカットの際、
切断面(切り口)をキレイにするために使っている・・・
「ヤスリ(直角コーナーヤスリ)」のご紹介でした!!
では、また・・・
スポンサーリンク