海水魚水槽立ち上げ

水槽立ち上げ!バクテリアを鍛えるために「銅イオン」を投入!


立ち上げ中の「カエルアンコウ水槽」ですが・・・

立ち上げ中の「カエルアンコウ水槽」

バクテリアを鍛えるために投入した

第二次スターティングフィッシュ隊のカクレクマノミ達が・・・

日々海水を汚しているはずですが・・・

第二次スターティングフィッシュ隊のカクレクマノミ

水質は・・・

ビクともせず安定しています!!

本水槽の亜硝酸・硝酸塩
測定に使ったのは、「テトラの試験紙」です。

亜硝酸が検出されないのは、当然のことですが・・・・

相変わらず、硝酸塩も検出されません!!!


スポンサーリンク


濾過槽に埋め込んだ「シーケムのマトリックス」が効いているのか・・・・

濾材をセットしたときの記事はこちら
⇒ 水槽立ち上げ!濾材編

自作の「ミニ還元ろかBOX」が効いているのか・・・

「ミニ還元ろかBOX」に関する記事はこちら・・・
⇒ ミニ還元ろ過BOX自作編
⇒ ミニ還元ろ過BOX養生編
⇒ ミニ還元ろ過BOX養生の経過~設置編

まあ、硝酸塩の数値が低いことは、喜ぶべきことなので・・・

良しとしておきましょう!!!!

でも・・・・

立ち上げ作業が終わったわけではありません!!

まだまだ、続きますよ・・・・!!

この水槽に、海水を入れて2ヶ月しか経っていませんし・・・・

立ち上げ作業に時間がかかりすぎているんじゃないの?

なんて思われるかもしれませんが・・・

おいらの立ち上げ作業はこんなものです。

おいら・・・

「海水魚専用水槽」を長期にわたって状態よく維持するためには・・・

じっくり立ち上げることが大切だと信じていますので・・・

で・・・・

今度は何をするのかと言えば・・・・

バクテリアを鍛えるために・・・・

「銅イオン」を投入します!

「銅イオン」を入れると・・・

バクテリアが死んでしまい、

水槽の立ち上がりが遅くなるかもしれませんが・・・・

白点病などの治療を行うために・・・

「銅イオン」を投入する可能性のある「海水魚専用水槽」の場合は、・・・

「銅イオン」に耐えられるバクテリアを残し、育てておく必要があると思います。


スポンサーリンク


この水槽では・・・

(1) 最初に添加した「スーパーバイコム スターターキット」
(2) 2番目に添加した「バイオダイジェスト」
(3) 勝手に湧いたバクテリア

が生存競争を繰り広げていると思いますが・・・

この中から・・・

「銅イオン」に耐えられるバクテリアを残し、育てていれば、

万が一、水槽内で白点病などが蔓延し、「銅イオン」を投入することになっても、

バクテリアのダメージを少なくすることが出来るので、

白点病などで弱った生体に与える負担も少なくなると思います。

まあ、バクテリアに対する予防接種みたいなものですね!

(「銅イオン」に対する「慣らし」と言ったりもします。)

(補足)
おいら、
ショップで海水魚を購入したら、
必ず、ショップの海水の水質チェックをします。

時々、白点病の治療に使う濃度の「銅イオン」が検出されますが、
その海水から「アンモニア」や「亜硝酸」は検出されません。
「銅イオン」に耐えられるバクテリアがいるからだと思います。

あと、グリーンFゴールドでも同じことが言えます。
グリーンFゴールドでいつも黄色くなっている水槽の魚を買ってきて、
水質検査をしても、「アンモニア」や「亜硝酸」は検出されません。
グリーンFゴールドに耐えられるバクテリアがいるからだと思います。

(補足)
濾過バクテリアを鍛えるための「銅イオン」を入れるタイミングは、
人によって違うと思いますが・・・
おいらの場合は、濾過が安定してから「銅イオン」を入れます。
目安としては、バクテリア剤を使って立ち上げた場合は2ヶ月目ぐらい、
バクテリア剤を使わないで立ち上げた場合は3ケ月目ぐらいです。

では、早速・・・

「銅イオン」投入!!

と言いたいところですが・・・

まず、

先日投入したシッタカ貝は「銅イオン」に弱いので、別の水槽に移動させます。

シッタカ貝は「銅イオン」に弱いので、別の水槽に移動
コケ取り作業、お疲れさまでした!!

この水槽に入れているライブロックは、レプリカなので、

「銅イオン」を投入する前にすることと言えば・・・

貝類の隔離ぐらいです。

で・・・

今回、使用する「銅イオン」ですが・・・

白点病の治療に使う「銅(銅イオン)」には・・・

硫酸銅や・・・

特級試薬 硫酸銅(Ⅱ)(五水和物) CuSO4・5H2O
写真は、関東化学株式会社の「特級試薬 硫酸銅(Ⅱ)(五水和物) CuSO4・5H2O」です。

デルフィスの「銅イオン」など、いろいろありますが・・・

デルフィスの銅イオン

この水槽では銅イオン白点病治療薬シーケムの「キュプラミン」を使用します。

シーケムの「キュプラミン」

液体の銅イオンなので、

今回の水槽のように100リットル程度の水槽では、

使いやすいと思います。

(補足)
キュプラミンのパッケージには、「生物濾過には影響を与えません」と、
書かれていますが、100%ではないと思います。
おいら、過去にキュプラミンを使った直後に、
バクテリアのダメージが原因と思われる
アンモニアの発生を何度か経験していますので・・・

キュプラミンのパッケージ

(補足)
白点病治療用の銅イオンは、いくつかのメーカーから出ていますが、
「A社の銅イオンではバクテリアがダメージを受けたものの、
B社の銅イオンではダメージを受けなかった。」等という
経験をしたことがあります。
立ち上げ時のバクテリアの慣らしに使う銅イオンは、
将来使う予定の銅イオンを使った方が安全だと思います。

(補足)
キュプラミンの使用方法によれば・・・
キュプラミンは、海水40リットルに対し、16滴の添加で、
銅濃度が 約0.25mg/l になります。
さらに、16滴加えると、銅濃度が 約0.5mg/l になります。
(実際には、やや低めの銅濃度になります。)

今回は、「キュプラミン」を・・・

1日目 40滴
2日目 40滴

水槽に入れます。

こんな感じで・・・ゆっくりと

キュプラミンをゆっくり投入

これで、水槽の銅濃度は・・・

だいたい・・

1日目 0.25mg/l
2日目 0.5mg/l

になります。

まあ、バクテリアに対する予防接種みたいなものなので、

こんな感じでいいでしょう!!

(補足)
今回は、バクテリアを鍛えるのが目的なので、
2回しか「キュプラミン」を投入しませんが、
白点病の治療のように、長期間一定の濃度を
保つ必要がある場合には、銅テスターで正確な
銅濃度を測りながら行います。

銅テスターの使い方は下記の記事をご参照下さい。
⇒ 銅イオン試薬(シーケム・銅テスター)の使い方

「銅イオン」投入後は、水質をチェックし、

バクテリアのダメージを確認します。

そして・・・

約1週間後・・・

「アクアセイフ」を規定量の2倍ほど入れ、「銅イオン」を無害化します。

アクアセイフ

銅イオンの濃度は、何もしなくても日々徐々に低下していきますし・・・

定期的な換水により排出されますが・・・

念のため・・・です!

あとは、

バクテリアの回復を待つだけです。

強いバクテリアに生き残って欲しいものです。

では、また!!


スポンサーリンク


おいらのアクアリウム 2号館

おいらのアクアリウム 2号館

当サイトの2号館です!
こちらもよろしくお願いします。

おいらのアクアリウム 2号館

カテゴリー
このブログを応援
このブログがあなたのお役に立ちましたら、応援クリックをお願いします。
にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ 
ブログ内記事検索